映画「追憶の森」と青木ヶ原の樹海 | ツラくて死にたくなったとき


こんばんは。
心理カウンセラーの加納由絵(かのうよしえ)です。
今日は、映画「追憶の森」から、お話ししたいと思います。
この映画は、アメリカ映画ですが
「日本人の死生観」について描かれています。
主人公のアメリカ人男性が死に場所を求めて
日本の青木ヶ原の樹海へやってきて、
そこで道に迷っている不思議な男性(渡辺謙)と出会う物語です。
あなたは、今までに
「生まれ変わったら」とか「今度、生まれて来るときは」という言葉を
口にしたことはありませんか?
実は、これは日本人ならではの死生観なのです。
キリスト教には、基本的に「輪廻」という概念がありません。
キリスト教の場合は、「輪廻」ではなく、「復活」が
これに当てはまるでしょうか。
カンヌ国際映画祭で、この映画が初上映されたとき
上映後に、場内はブーイングが起きたそうです。
欧米人には、日本人の持つ「死生観」や
「青木ヶ原の樹海」という場所が持っている概念を
理解することは、難しかったのではないかと思います。
作品の中に、これらの概念を理解させるだけのエピソードがとても不足していて、
2時間という作品の上映時間を考えると
難しかったのだろうなと感じました。
私も、遠い昔
死に場所を求めて、長野の山奥へ入ったことがありました。
結局、死に切れずに、今も生きていますが。
それについての善悪は別として
あのときの、不思議な感覚を今でも覚えています。
とても心が静かに穏やかになって
木々に包み込まれるような、不思議な抱擁感を覚えました。
「もう大丈夫。悲しまなくて良いよ」と
誰かに言われているような気がしたのです。
身体が聖水につかっているような
とても冷たく、ひんやりとした、音のない世界にいるようでした。
心が体温を失っているような
絶望することすら、もう諦めた。
そんな気持ちでしょうか。
ツライさなかにいる人に、
「明日は、未来には良いことがあるから。希望を持って」などと
そんな言葉は、聞きたくない。
今さら、そんな気休めが、何の意味があるのか。
そう思った経験が、私にはありました。
この悲しみを、
この苦しい気持ちを受け止めてくれる人なんて
この世にはいない。
そんな思いだったことを、思い出します。
こちらの映画、ご興味がありましたら お早めに。
ロードショーは、5月20日までです^^

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